名古屋観世九皐会は、名古屋城能楽堂にて年1回の公演を行う
観世喜之率いる能楽(能・狂言)の演能団体です。
■沿革
○明治40年代
観世清之-かんぜきよし(観世九皐会創立者)が名古屋市を中心とした東海地方に謡曲・仕舞等の指導に定期的に足を運び始める。
○明治末年頃
観世清之とその嗣子・初世観世喜之が、名古屋市内において定期的に演能活動を始め、昭和16年まで続く。
○昭和16年4月13日
初世観世喜之追善能興行を行う。この年より「九皐会」として年2回から3回の定期演能活動を行い始める。
○昭和49年
この年から名古屋観世九皐会として、年4回の定例公演を主催する。
○平成7年
この年から年3回(2月・5月・9月)の定期公演となり、現在に到る。
○平成18年
名古屋観世九皐会設立65周年記念公演の『卒都婆小町』(観世喜之)にて、名古屋市民芸術祭審査員特別賞受賞。
またこの年より、年1回の公演となり現在に到る。
■活動の目的
名古屋を中心とする東海地方にて、
・演能活動を通して、能・狂言及びそれらにまつわる知識等の普及(能楽講座の実施)
・東海地方在住の若い世代へ、能・狂言の理解を広めることにより、新しい観客の開拓
・名古屋を中心とする能楽愛好者や能楽師への、活動の場を提供