能「敦盛」 あらすじ
1184年2月、源平合戦のさなか、一ノ谷合戦が起こる。源義経による鵯越の逆落としの奇襲に遭った平家軍は、大敗北を喫する。
16歳の少年武者平敦盛は、埼玉県熊谷の領主・熊谷次郎直実に打ち取られ短い生涯を終える。
この平敦盛の奮戦を描いた、世阿弥作の名作「敦盛」のクライマックスシーンをご覧いただきます。
一人芝居の形式で、合戦の有様を舞台上に再現します。
中学校の教科書でも取り上げられている、能の有名作品です。その一部を御覧ください。
「仕舞」とは
能の演目の中心的な「舞」の部分を、所要時間5分ほど、ダイジェストで演じます。
通常は能面・能装束を着けずに紋付・袴姿で舞う上演形式です。
伝統への誘い
能の世界には、古代から続く日本の伝統と美が息づいています。一つの物語が、舞台上の優雅な動きと、伝統的な音楽によって生き生きと表現されるのです。これらの能の演目は、日本文化の深い理解と感動を提供してくれます。
矢来能楽堂では、能や仕舞の魅力を身近に感じることができます。伝統芸能の世界を体験しに、ぜひお越しください。
主催:公益社団法人能楽協会、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
委託:令和5年度日本博 2.0 事業(委託型)